2018-03-21 最大の反抗。 絶対に逆らうことのできないものに逆らおうと必死に地面を蹴る。蹴る。蹴る。 天地をひっくり返すことは容易では無い。 手が赤茶色に染まっていく。少しヒリヒリと感じさえしてくる。 街のチャイムが僕のお腹の音を呼び起こす。そろそろ帰らないといけないのに、あと少しあと少しとその反抗は続いていく。 自分の影がとても長くなっている事に気づき、ようやく諦めにかかった。 今日は帰ってとっておきの解決策を見つけてやるんだ。寝るのはそれからだ。 そう誓ったあの夜の僕は誰よりも勇敢な人間だった。